23日の欧州株は騰勢が失速。ストックス欧州600指数は上げを消した。S&Pグローバルが公表した購買担当者指数(PMI)速報値で米国の企業活動が5月上旬に過去2年で最も速いペースで加速したことが示され、米金融政策当局は利下げに踏み切らない可能性があるとの見方が広がった。
22日の欧州株は米エヌビディアの決算発表を控え、ストックス欧州600指数が0.3%安で取引を終了した。この日の英国株は下落。先月のインフレが予想ほど減速せず、利下げは遅れる可能性があるとの見方が広がった。業種別では銅の続落に連れて鉱業株を中心に売りが広がった。自動車株も安い。
13日の欧州株はストックス欧州600指数が上昇、最高値付近で取引を終えた。この日は自動車、ヘルスケア関連銘柄が上昇した一方、建設や公益事業は売られた。投資家の関心は15日に発表される米消費者物価指数(CPI)に集まっている。