韓国の中央日報は5月14日、韓国軍は昨年10月のイスラム原理主義組織のハマスによるイスラエル奇襲攻撃を模したシナリオを設定し、北朝鮮から韓国を防衛する陸海空軍の合同防空訓練を実施したと報じました (*1)。
韓国で28日以降、北朝鮮から大量の風船が飛来している。韓国軍合同参謀本部によると、29日午後4時時点で約260個に及ぶといい、化学兵器や爆発物に対応する処理班を出動させて対応する事態になっている。
合同参謀本部は「イスラエルとハマスの武力衝突、ウクライナ戦争などで現れたさまざまな奇襲挑発の様相、北の奇襲的な複合挑発などを反映したシナリオを適用し、韓国軍の対応能力を強化する」と明らかにした。
エジプトとカタールが提示した新たな案を軸に週内にも交渉が再開される見通しだったが、ガザ最南部ラファへのイスラエル軍の攻撃を受けハマスが態度を硬化させたことが浮き彫りとなった。