長谷川岳参院議員が自治体職員らに「威圧的な言動」を繰り返した問題を契機に、道や 札幌市 などの自治体職員が、政策実現のために、東京に住む特定の国会議員に対して巨額の公費を投じて「ご説明」を繰り返していた実態が明らかになった。
自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)が、札幌市職員らの参加する会議で、「狂っとるよ」「僕はぶち切れるよ」などと発言していた問題で、長谷川氏は15日、国会内で記者団の取材に応じ「これ以降こういう表現がないよう努力すると誓う」と釈明した。
道の集計によると19年度から23年度までの5年間の「国会議員との面談等に係る出張」は、トップの知事から「課長補佐級以下」までの職員で、のべ2165回に及び、旅費は1億7819万7330円に達した。